【2025年版】オルカン・S&P500・インド株…僕が毎月15万円を積み立てる理由

階段状のブロックに「インデックス」と書かれ、上に世界・分散・成長を示すアイコンと上向き矢印が配置されたイラスト マネー思考
インデックス投資が資産形成の基礎になるイメージ図

🟦 導入|インデックス積立は“資産の土台”を築く戦略

投資信託は、僕にとって“資産の土台”を作るための方策です。
そして、人間が経済活動を続ける限り、世界経済は長期では成長し続ける──つまり 意図的に経済を停滞させるインセンティブはない

この前提に立つと、インデックス投資は「退屈だけど最強」だと気付かされます。

  • シンプルに世界全体の成長に乗る
  • 仕組み化しやすく、放っておける
  • 長期で複利を最大化しやすい

かつて僕は、毎日チャートに張りついて個別株の値動きに右往左往していました。しかし**積立という“自動で増える仕組み”**を手に入れてからは、本業・副業・趣味に集中できるようになり、メンタルも時間も安定。

だからこそまずは “守りのエンジン” として インデックス積立を最優先
そのうえで“攻め”として個別株・仮想通貨を楽しむのが僕の流れです。

★ 積立を始めて感じた3つの変化

変化具体例
時間が浮くチャートを眺める時間が激減し、本業と副業に集中できる
メンタルが安定“世界経済を買う”と決めているので短期変動で焦らない
お金の使い方がクリアに生活費は「残ったら投資」ではなく「投資した残りで生活」へ発想転換

🟦 買っているファンドと毎月の配分

まず、大前提として僕自身はSBI証券で新NISA口座(旧NISAの口座含む)を開設しています。そのため、購入できる投資信託商品もSBI証券で購入可能なものを記載しています。

🏷 つみたて投資枠(毎月 100,000円)

ファンド積立額信託報酬*メモ
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド50,000円0.0938%前後米国・S&P500連動
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)40,000円0.1133%前後通称「オルカン」
ピクテ-iTrustインド株式10,000円0.15〜0.20%新興国インド株

🏷 成長投資枠(毎月 50,000円)

ファンド積立額信託報酬*メモ
SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド10,000円0.15〜0.20%インド株・Nifty50連動
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)20,000円0.1133%前後オルカン追加枠
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)20,000円0.0938%前後S&P500を補完

毎月合計:150,000円

*信託報酬は2025年6月時点の公表値(税抜)。


🟦 なぜこの3本?──僕の選定ポイントを“もう一段”深掘り

  1. 国・地域を選ばない分散力
     └ 先進国83%・新興国17%と1本で世界マルチポートフォリオ
  2. 純資産総額が右肩上がり
     └ 2年間で約1兆円→2.5兆円に増加※
  3. 信託報酬0.113%台と最安クラス | – 直近12カ月リターン:+28%
  • 5年間の標準偏差:約17% | | S&P500(米国株式) |
  1. 世界時価総額の約6割を占める米国に集中
  2. IT・半導体比率が高く、生成AIブームの恩恵
     └ セクター構成:情報技術28%、通信8%(2025/5時点)
  3. 長期平均年率リターン7〜10%で“実績が説得力” | – 過去10年トータルリターン:+219%
  • EPS成長率10年平均:+12% | | インド株インデックス |
  1. 人口ボーナス:2030年代に米国GDPを抜く試算※
  2. Nifty50構成比:IT16%・金融36%で“新興×金融テック”
  3. 先進国と相関が低く、ポートフォリオのリスク緩和に有効 | – IMF予測:2024–30年GDP成長率6〜7%
  • 過去5年Nifty50リターン:+83% |

※データ出典:MSCI、NSE、IMF World Economic Outlook 2025
ポイント: 世界全体・米国・新興国“伸びしろ”の3レイヤーに投資して、分散しつつも成長エンジンを確保しているイメージ。


🟦 新NISAの使い方|つみたて枠10万円+成長枠5万円

年間上限僕の設定例(月額)
つみたて投資枠120万円S&P500 5万 / オルカン 4万 / インド株 1万
成長投資枠240万円オルカン 2万 / S&P500 2万 / インド株 1万 +一括入金180万 

ポイント:まずつみたて枠を満額利用 + 年始に用意できるまとまったお金を成長投資枠へ→ 余った成長投資枠はつみたてしながら枠を埋める。


🟦 ファンド選定で重視する3つの軸を“数字”で納得する

なぜ重視するか具体チェックポイント実データ例*
① 信託報酬の安さ長期になるほどコスト差が複利で効く・年0.20%以下が目安・運用会社が継続的に引き下げているかオルカン:0.1133%S&P500:0.0938%
② 純資産総額の伸び純資産が少ないと繰上償還のリスク/スプレッド拡大・純資産500億円が一つの安心ライン・直近1年で資産が増えているかオルカン:約2.5兆円(+1.5兆/2年)S&P500:1.9兆円
③ 指数のわかりやすさ情報量が多く、長期データが公開されているほど安心・世界的に採用されるメジャー指数か・構成銘柄やリバランスルールが透明かMSCI ACWI:2,800銘柄以上S&P500:上位米国500社Nifty50:大型50社

*データは2025年6月時点。出典:運用会社開示資料、Bloomberg

✔︎ 投資初心者でも“数字で比較”すると、良ファンドは絞りやすい

  • コスト×資産規模×指数の透明性 を三位一体で見ると、実は選択肢はそこまで多くありません。
  • 僕が選んだ3本は、この3軸すべてで上位水準だからこそ「土台」に採用しています。

🟦 競合ファンド比較|数字でわかるコスト&実力

ファンド信託報酬*実質コスト**純資産総額特色
eMAXIS Slim 全世界株式 (オルカン)0.1133%0.154%2.5兆円1本で全世界
楽天・プラス・オールカントリー0.0561%0.098%2,100億円最安水準オルカン対抗
SBI・V・S&P5000.0938%0.137%1.9兆円Slimと並ぶ米国株最安
楽天・プラス・S&P5000.0770%0.120%1,500億円2025新設の低コスト型
SBI・iシェアーズ インド株式0.3138%380億円Nifty50連動・最安インド株
iTrust インド株式0.9828%1.10%943億円アクティブ寄りの老舗

*税込・2025年6月現在**運用報告書ベースの概算コスト


🟦 リバランス&取り崩しプラン

🔄 年1回リバランス(1月)

チェック項目基準行動
目標比率との乖離±10%売却/買い増しで調整
NISA非課税枠埋まるまでは売却しない節税メリットを最大化

乖離=現実比率−目標比率。例:目標40%→現実50%は+10%乖離で調整対象。

💰 60歳からの取り崩し|4%ルールで年間300万円

年齢残高想定*取り崩し額 (4%)
60歳7,500万円300万円
70歳6,600万円300万円
80歳5,400万円300万円

*年3%運用継続を仮定した概算


🟦 よくある質問(FAQ)

QA
円安・円高は気にする?長期では企業成長がリターンを左右。為替は平均回帰+配当再投資で相殺を期待。
今から始めても遅い?複利は“期間×額”が鍵。未来の自分が「当時は安かった」と言うのが投資あるある。
毎月15万円は多すぎ?生活防衛資金を確保し、余剰を最大化した結果。まずは1万円でもOK—習慣が最重要。
乖離10%ってどのくらい?目標40%→実際44%なら+4%、50%なら+10%。±10%超なら調整。

🖼 実際のNISA運用スクリーンショット(SBI証券)

SBI証券NISA口座の投資信託ポートフォリオ画面。各ファンドの評価額と損益が一覧で表示されているスクリーンショット
2025年6月22日現在のSBI証券NISA口座ポートフォリオ。評価額は約686万円、損益は約+56万円。保有ファンドはSBI・iシェアーズインド株、eMAXIS Slim全世界株式、SBI・V・S&P500など6本で構成。

※2025年6月22日時点。評価額・損益は日々変動します。掲載は特定銘柄の推奨を目的としません。


🟦 複利シミュレーション

月15万円×年5%で30年運用した場合、最終評価額は約1億2500万円に


🟩 まとめ|“守り”を固めて“攻め”へ──二段ロケット戦略

フェーズ目的投資対象メリット
守り(エンジン1段目)生活防衛+資産の基礎成長インデックス積立・放置で複利が働く・心理的ストレスが低い
攻め(ブースター2段目)土台超えリターンを狙う個別株・ETF・仮想通貨・成功すればα獲得・投資そのものを楽しめる

比率ルール:守り8 : 攻め2(評価額ベース)30万円ルール:個別株の追加資金は入れず、リターンで勝負。

次回は“30万円ルール”で挑む個別株投資のリアルを公開予定!

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